うつ病になってから、体調面以外の悩みはありますか?
将来のことを考えると、不安なことばかりが頭の中にうかんできてしまいますよね。
そこで今回は、わたしが「うつ病で休職している間に、うつ病の症状以外で不安だった7つのこと」について書きます。
オンラインサービスココナラでは、電話やメールでの相談サービスを提供しています。
公認心理士や心理カウンセラー・学校心理士などの資格がある方に、1分100円から相談できます。
仕事のこと、心のこと、相談してみませんか?
LINEや電話での相談窓口の紹介や、ストレスチェックができます。
こころのケアに役立つ情報や知識を紹介しているサイトです。
電話やSNSで、相談できる場所を紹介しているサイトです。
目次
休職中の「うつ病の症状以外の悩み」は3パターン
うつ病の症状が一番つらかったとき、わたしは「自分の体調」について毎日悩んでいました。
しかし、体調が良くなってからは、「うつ病の症状以外の悩み」で頭の中がいっぱいでした。
学校の先生を休職している間に、私が悩んでいたのは主に3つのことです。
- 仕事のこと
- お金のこと
- 病気関連のこと
それぞれのことについて、わたしが悩んでいたことについて書いていきます。
1 仕事のこと
学校の先生を休職している間、仕事について考えることは避けられません。
【不安1】学校の先生に復職できるのか
もともと、私は復職したいと思っていました。理由は4つあります。
- 学校の先生は給料が安定しているから
- せっかく先生になったのに、辞めるのはもったいないから
- 親や今までお世話になった人に申し訳ないから
- 仕事を辞める自分を許せなかったから
自分の中で無意識に「一度仕事についたら、定年までやりとげるべし。やり遂げられない人は逃げている」という考えがありました。
授業をしたい・部活動をしたい・担任を持ちたいという気持ちはありませんでした。先生の仕事については、そのとき自分ができる精一杯のことをしてきたからです。
【不安2】先生以外の仕事ができるのか
いやな言い方になりますが「正直、公務員の仕事をしていたのに、最低賃金のアルバイトをするのはいやだなぁ」という思いがありました。
プライドが邪魔をして、仕事を選びたい自分がいました。
【不安3】勤めていた学校で職場復帰訓練をやりたくない
職場復帰訓練は、在籍している学校で行わなくてはなりません。私はその職場でいやな思いをしてうつ病になりました。なので、その職場に行くと考えただけで体調が悪くなりそうでした。
また、私が在籍している学校は、いま住んでいる場所から遠い場所にあります。職場復帰訓練を受けるには、一時的に引っ越さなくてはいけません。
引っ越すとしたら、私ひとりで引っ越すか、子どもと2人で引っ越すかの2択しかありません。夫は職場までの距離的に、一緒に引っ越すことはできません。
子どもは日中、誰にあずける?職場復帰訓練に行くだけでも大変なのに、子どものケアまでできるだろうか?そこまでして、職場復帰訓練を受けるべきなのだろうか?
悩んだ結果、私は職場復帰訓練を受けず、退職することにしました。
2 お金のこと
わたしは結婚して子どももいるので、今後のことを考えると、お金について考えざるを得ません。
【不安4】うつ病を抱えながらお金を稼ぐことはできるのか?
育休中や休職中は、期間限定ですが給料が出ます。わたしは休職期間が1年なので、退職後も傷病手当金がもらえることになっています。本当にありがたいことです。しかし、それもいつかは終わります。
さきほど、「先生以外の仕事につけるのか」とエラそうに書きましたが、うつ病を抱えながら働くことは、体調的に今のわたしには難しいです。「うつ病を抱えながらお金を稼げるのかな?」という不安は常にあります。
【不安5】生命保険に入れない
育休中、家を建てました。名義は夫と私です。住宅ローンを組むとき、自分にもしものことがあったときのために「団体信用生命保険(団信)」というものに入ります。しかし、わたしはうつ病だということで、団信に入れませんでした。
また、最近生命保険の更新をしたのですが、うつ病なので以前から入っていた保険を継続することしかできませんでした。今後、女性特有の病気に対応した保険に入りたいと思っていますが、うつ病が良くならないと入れません。
生命保険に入れないと知ったとき、自分がうつ病であることの「社会的なデメリット」を初めて感じました。
うつ病になる前に、生命保険に入っておいてよかった…。
3 病気のこと
うつ病の症状ではなく、うつ病を抱えることで出てきた病気関連の悩みを書きます。
【不安6】周りの人に「自分はうつ病だ」と言うか?言わないか?
家族以外の人と話していると「自分はうつ病だ」と言わないと話のつじつまが合わなくなることがあります。
たとえば、ママ友と話しているとき。わたしはうつ病で調子が悪いとき、子どもと2人きりで車に乗ることが怖い時期がありました。なので「バスに乗って買い物に行った」というと「どうして車があるのに乗らないの?」という話になるのです。
親しくなったママ友には、自分の体調について詳しく話しました。すると、病気を理解して、助けてくれました。また「実はわたしも…」と同じようなメンタルの悩みを抱えている人がいることがわかりました。
元同僚にも、なかなか言えませんでした。でも、こんなやりとりがあったときに、うつ病だと伝えました。
「今年度で育休終わりでしょう?復帰するの?」
「いや、復帰しないんです」
「子ども、2人目できたの?」
「いや、そういうことでもなくて…実は、うつ病で休職するんです…」
「うつ病だ」と人に言うことは勇気がいります。でも、言った後はスッキリしました。そして、人に話すことで、自分の病気を受け入れられるようになりました。
【不安7】妊娠できるのか
わたしは元々、育休中にもう一人子どもが欲しいと思っていました。
しかし病院では「抗うつ剤を飲んでいる間は、妊娠は控えた方がいい。胎児への影響があるかもしれない」と言われています。
自分の健康が第一ですし、今いる子どもや夫との生活を大事にしたいと思っています。
けれど、正直なところ第2子への気持ちが捨てきれません。
わたしの発信が、誰かの力になることを願っています
「休職している先生は多い」とよく聞きますが、わたしは休職している先生に直接会って話を聞く機会はありませんでした。休職中の先生がどんなことに悩んでいるのかは、ネット上でも多く語られていません。
休職中の悩みは、その人が置かれている環境によってさまざまだとは思いますが、この記事が誰かの力になれれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
オンラインサービスココナラでは、電話やメールでの相談サービスを提供しています。
公認心理士や心理カウンセラー・学校心理士などの資格がある方に、1分100円から相談できます。
仕事のこと、心のこと、相談してみませんか?
LINEや電話での相談窓口の紹介や、ストレスチェックができます。
こころのケアに役立つ情報や知識を紹介しているサイトです。
電話やSNSで、相談できる場所を紹介しているサイトです。