「運動会練習のポイントは?」「運動が苦手だけど、子どもに指導できるかな?」
と悩んでいませんか?
そんな運動が苦手な先生に向けて、運動が苦手な先生でもできる、運動会練習の進め方についての記事を書きました。
わたしは小学生の頃は運動が好きでしたが、大きくなるにつれて運動が苦手になっていきました。
先生になってからは、運動会や体育祭の指導は苦手で、まわりの先生の指導法をマネして乗り切ってきました。
運動会指導は、ポイントを押さえれば運動が苦手な先生でもできます。
この記事をじっくり読みこんで、運動会指導に役立ててくださいね。
- 運動会指導のポイント
- クラスが成長するための声かけの仕方
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目次
運動会練習のポイント①【整列と行進の練習】
運動会練習の全体を通して大事なことは、整列と行進の練習です。
なぜなら、整列と行進は集団行動の基本だからです。
決まった順番に並べないと、競技で出る順番を間違えてしまいます。
- 背の順
- 競技の出走順
- 一列に並ぶ
- 2列で並ぶ
など、いろんな整列の仕方を運動会練習の中で教えましょう。
運動会のあと、校内や校外ですばやく移動できるようになりますよ。
また、子ども同士の間隔をつめて歩くのは、感染症予防の視点からNGです。
それでなくても、密になって歩くのは子ども同士のトラブルの元になります。
子ども同士の間隔をあけ過ぎると、見栄えが悪く練習時間も短くなります。
- 前ならえの間隔を保ったまま歩く
- かけ足で歩く
この2通りの歩き方を教えましょう。
運動会練習のポイント②【走る練習】
運動会練習の種目練習で一番大事なのは、走る練習です。
なぜなら、運動会と言えば走る行事だからです。
足が速い子も苦手な子も、できるだけ速く走れるようなアドバイスできる担任になりましょう。
といっても、手本を見せる必要はありません。
「こうすれば速くなるよ」と言葉で伝えたり、「○○さんはこれが出来ているから速いんだよ」と、子どもを使って説明すればいいのです。
元400mハードルの選手・秋本真吾さんの著作「子どもの足がギュンッと速くなる キッズラントレ」に書かれている、速く走るためのポイントは4つです。
- 正しい姿勢
- 足の回転
- 腕の振りのタイミング
- スタートダッシュ
先生自身が速く走れなくても、速く走れる方法をアドバイスできれば、運動会練習はスムーズに進みます。
運動会練習のポイント③【教師の基本姿勢】
運動会練習の全体を通して、担任としてどんなことに気をつけたらいいのでしょうか?
わたしの経験から、運動会指導がうまい先生は、次の3つができていました。
- 目標やルールを確認している
- ルールを守れている子をほめている
- ルールを守れていない子を放っておかない
目標やルールを確認するとは、
- 何のために運動会をやるのか
- そのために、クラスとして何をするのか
- 練習がスムーズに進むためのルール
これらを、子どもと先生が一緒に共有するということです。
目標を確認しておかないと、先生から子どもへの指導が通らなかったり、子どもから先生への不満が出ることがあるからです。
例えば「運動会練習のときには、休み時間のうちにグラウンドに集合する」
というルールがあるとします。
そのルールを学級全体の場で確認せず、遅れてやってきた子どもを担任が叱ったとしたら、不満が出ます。
担任は、運動会練習が始まるときに「運動会の目標とルール」を子どもと確認しましょう。
守れている子をほめるとは、学級で決めた目標などを守っている子どもを、個別や全体の場でほめるということです。
「その行動いいね」「ルールを守ったからいい練習ができたね」と価値づけることで、その子どもは認められたと感じ、その行動が身につきます。
例えば「運動会練習のときには、休み時間のうちにグラウンドに集合する」
というルールをきちんと守っていた子どもがいたら、
- 個別に「ルールを守ってくれてありがとう」
- 全体の場で「●人ルールを守ってくれた。おかげで練習時間が増えた」などと価値づける
ということです。
担任は、運動会練習の折に触れて、目標やルールを守っている子どもをほめましょう。
守れていない子を放っておかないとは、学級で決めた目標やルールを守っていない子どもがいたとき、個別や全体の場で適切な対応をするということです。
目標やルールを守らなくても注意されないのなら、守らない方がラクですよね。
しかしそれでは、学級としての成長はありません。
正直者(きちんと目標やルールを守っている子ども)が損をする状況を作ってはいけません。
また、適切な対応をしないと、きちんと目標やルールを守っている子どもから不満が出ます。
「僕たちは急いでグラウンドに来て準備しているのに、チャイムが鳴ってからグラウンドに来ても怒られないのはズルい」
という言葉が出ては、運動会どころではありません。
担任として、目標やルールを守っていない子どもがいたら、適切な対応をしましょう。
目標などを守っていない子どもがいたときの対応例
- 目標やルールを折りに触れて確認する
- 個別に声かけする
- 全体の場で声をかける
- 子どもによって対応を変えない
このような生徒指導の基本的な流れは、楽しい学校生活を送るためのアンケート・Q-Uを開発した、河村茂雄さんの本でくわしく紹介されています。
生徒指導の基本を学びたい人にオススメの本です。
運動会練習を通して、クラスのまとまりUPを目指そう!
今回は、運動が苦手な先生でもできる運動会練習の指導法について解説しました。
ポイントをおさらいします。
練習全体で大事なのは、整列と行進の練習
種目練習で大事なのは、走る練習
- 目標やルールを確認する
- ルールを守れている子をほめる
- 守れていない子を放っておかない
これらのことに気をつけていれば、運動会練習はスムーズに進みます。
経験年数が浅い先生は、上のポイントの1つでもいいので、意識して指導に当たってみてください。
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