「うつ病になる人が多いって聞くけど、自分はうつ病にはならない」と、思っていませんか?
メンタルを病んでしまう人で、最初から「自分はメンタルを病むタイプの人間だ」と思っている人なんて、一人もいないのです。
今回は、当サイト運営者・みなじょぼのうつ病体験についてお話します。
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目次
みなじょぼの教員生活年表
わたしの10年間の教員生活(学校に勤めていたのは6年)について、説明します。
- 教員1年目寝る時間を削って、1日中授業のことを考えていた単学級の学校に赴任したため、毎日1・2・3年生の授業を教えることに。 「自分が問題を解ける=生徒に教えられる」ではないことを知り、悩む日々。 とりあえず教育書をたくさん買い、研究会にたくさん参加し、朝4時に起きて授業準備をしていた。
- 教員2年目初めての担任分からないことだらけ・失敗だらけだったが、1年目よりは楽に働けるようになった。
- 教員3年目公開研究会校外にも参加者をつのる公開研究会の特設授業をすることになった。準備が大変だったし、授業も事後研も緊張したが、いい経験ができた。
- 教員4年目卒業担任授業をはじめ、教員の仕事全般に慣れてきた。
- 教員5年目生徒会担当として学校を動かすことが楽しい1年担任を外れる。生徒会担当になり、生徒と活動するのが楽しかった。この年に結婚。
- 教員6年目転勤で教員としての自信崩壊、精神科へ初任校よりも規模の大きな中学校に転勤し、担任を持つ。いままでやってきた授業・指導が通用しないことに悩む。学級で問題が発生し、生徒指導・保護者対応・長時間勤務でメンタル不調に。精神科に通う。
- 教員7~9年目産休・育休産休・育休をとる。妊娠中はおだやかに過ごせていたが、産後、うつ病になる。
- 教員10年目休職・退職1年間休職。3月31日をもって退職。
みなじょぼのメンタル不調体験談
精神科に通う直前の、仕事がある日の過ごし方についてお話しします。
こころも体もボロボロ…メンタル崩壊寸前のタイムスケジュール
- 24〜6時睡眠1~2回起きてしまう。早く目が覚めてしまうこともあった。
- 6時~7時起床→朝ご飯→身支度頭の中は学校のことでいっぱい。
- 7時15分出勤授業準備などプリントの印刷など、自宅で出来ないことをやる時間。
- 8時〜16時仕事空き時間は1~2時間。その時間も家庭学習のチェックをしたり、部活の会計の仕事で銀行に行ったりと、やることは山積み。
- 16時~18時生徒指導or保護者対応学級の生徒と相談室で話し合い。生徒の不満をきいたり、悩みをきいたりしていた。保護者が学校に来て話をすることも。
- 18時~21時指導報告・指導記録の打ち込み・授業準備生徒や保護者との話し合いの内容について、学年主任や管理職、養護教諭に報告したり、生徒指導記録としてパソコンに打ち込んだりする。授業準備したいけど、そんな元気は残っていない…
- 21時15分帰宅夕飯を食べたり、ぼーっとしたり、シャワーを浴びたり。保護者から電話がくることも…
- 23時~24時授業準備授業の進め方をノートにまとめる。疲れてるけど、準備しないと不安で眠れないのでやるしかない。
わたし、もうダメかも…メンタル崩壊寸前のこころと体の状態まとめ
転勤してからの半年間、その中でも精神科に行く2カ月前は、やはりこころと体がおかしくなっていました。
- 自分で自分を否定する言葉が、つねに頭の中に飛びかっている
- 同僚からアドバイスをもらっても、自分を否定されているように聞こえる
- 生徒や同僚に声をかけることがおっくうになる(何を言ってもムダだ…と思ってしまう)
- 赤やピンクの洋服が着れない(色に気持ちが負けてしまう)
- 眠る前の静かな時間が怖い(テレビと電気をつけて寝る)
- 体重が2kgほど減る
- 朝までぐっすり眠れない(1、2回目が覚めたり、早く目覚める)
- 肩がこる
- 目が疲れやすい
- 性欲がなくなる
自分で選んだことなのに…環境の変化がストレスの原因に
環境の変化が一度にたくさん起こったことは、自分の想像以上にストレスになっていたようです。
- 転勤
- 住み慣れた街を引っ越す
- 2年ぶりに担任になった
- 教員6年目にしてはじめて教える教科があった
- 結婚し、新しい苗字で呼ばれることになる
転勤先の学校に慣れるのも、なかなか簡単なことではありませんでした。
- 生徒の雰囲気が違う
- 前任校より生徒の人数が増えた
- いままでやっていた授業の教え方が通じない
- 職員室が、仕事の悩みやグチを言う雰囲気にない
- 職場で一緒にご飯を食べにいく人がいないし、その時間もない
- 夫も仕事が忙しくて、なかなか会えない
- 夫に話をきいてほしいだけなのに、注意されるのがつらい
「転勤1年目はみんな苦労する」という話をよく聞いていたので、自分も1年間必死でがんばろうと思っていました。
しかし、1学期後半~2学期前半に自分の学級で問題が起きたことをきっかけに、自分の体調は悪化していきました。
- なぜ自分が担任をしているのか。もっと向いている人がいるのではないか
- 自分が生徒の問題行動の指導や保護者対応に不慣れなため、どう対応したらいいかわからない
- 管理職や学年主任の指示にそって対応をするとき、言われたとおりに慎重に対応しなくてはならないので「私はただの入れ物で、言われたとおりに動くロボットなのだ、感情をなくした方が楽だ」と思うようになる
- 生徒指導が終わった後、内容をパソコンで打ち、翌朝の打ち合わせで報告することが辛い(嫌な気持ちがよみがえってくる)
- 生徒対応のやり方についてたくさんの人がアドバイスをくれるが、すべて自分のダメ出しに聞こえる
- 同僚に「女は担任に向いていない」と言われ、なぜ私は男ではなく女に生まれてしまったのか、と考える
「精神科に行こう」と思ったきっかけ
わたしが「もうダメかもしれない…」と気付くことができたのは、大学時代からの友人に会ったことがきっかけでした。
- 眠れない( 寝つきが悪い、何度も目が覚める、眠りが浅い )
- 学生時代からの友達と会って、今の自分が前の自分のように元気に振る舞えなくなっていると気付く
- 毎日、スマートフォンで近くの精神科のことを検索する
- 毎日、スマートフォンで「うつ病チェック」をしてしまう
- 朝起きて、仕事のことを考えると涙が止まらない
久しぶりに学生時代の友達に会ったとき、仕事の話になるとグチしか出てこない自分が嫌になりました。
「友達と一緒に過ごしていた時は、あんなに学校の先生になりたかったのに。自分が悩んだ経験を活かして、生徒の心に寄り添える先生になりたいと思っていたのに」と落ち込んでしまいました。
極めつけは、自分がうつ病なのではないか、とスマートフォンで調べるのが止まらなくなったことです。
検索すればするほど「わたしはうつ病なんだ」と思い込んで、不安と恐怖が押し寄せてきました。
お笑い芸人のナインティナインの岡村さんは、メンタルが不調なときに「異常なほどのお金についての不安」があったそうです。
精神科に通院…どんな薬を処方された?
はじめて精神科に行った時には「レメロン」という薬を処方されました。
2度目、産後うつで精神科に行った時には「ジェイゾロフト」という抗うつ剤と「デパス」という安定剤を処方されました。
休職…そして退職
体調がよくならないため、休職することにしました。
自分の体調と、今後のことを考えた結果、退職することにしました。
現役の先生へメッセージ
この記事を読んでくださっているあなたの、こころと体は元気ですか?
体調を悪くしてまで続けなきゃいけない仕事なんてありません。
自分の体調が「なんかヘンだな」と思ったら、 同僚や家族・友達など、身近な人に相談してください。
精神科は怖いところではないので、早めに通院してください。服薬以外にも、カウンセリングなどの治療法もあります。
生徒を大事に想うように、自分のこころと体も大切にしてくださいね!
いろいろあったけど、わたしは元気です
いかがでしたか?
今回は「当サイト運営者・みなじょぼのうつ病体験談」をお送りしました。
今後も、学校の先生のうつ病体験談記事をアップしていきます。
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