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HSPの特徴は「鈍感な世界に生きる繊細な人たち」に学べ!能力の活かし方がわかる

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HSPという言葉を聞いたことがありますか?

HSPとは「ハイリー・センシティブ・パーソン(Highly Sensitive Person) 」の略です。

日本語では「とても敏感な人」「繊細さん」などと訳されています。

芸能人では、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんがHSPだと公表し、話題になりました。

最近は、書店でもHSP関連の本がたくさん並んでいます。

今回は、自身もHSPである著者が書いた本「鈍感な世界に生きる繊細な人たち」を紹介します。

 

「鈍感な世界に生きる繊細な人たち」の基本情報

著者

イルセ・サン

出版社

ディスカヴァー・トゥエンティワン

発行日

2016年10月

ページ数

230ページ

オーディブル再生時間

4時間16分

目次

第1章 鈍感な世界に生きる「敏感な人」とは
・5人に1人がHSP(とても敏感な人)
・HSPは生まれもった気質
・HSPの能力1 一度に多くの情報を吸収できる
・HSPの能力2 音やにおいなどの微細な違いも察知できる
・HSPの能力3 ゆっくり、深く多角的に考えられる
・HSPの能力4 とても慎重で、危機管理能力が高い
・HSPの能力5 共感力が高く、気配り上手
・HSPの能力6 誠実で、責任感がある
・HSPの能力7 想像力が豊かで、内的生活が充実している
・表面的にはHSPに見えない人もいる
―外向的なHSP・刺激を求めるHSP・タイプ分けすることの利点と難点

第2章 「敏感な人」が抱えやすい心の問題
・HSPが抱えやすい心の問題1 自分自身に高度な要求をしてしまう
・HSPが抱えやすい心の問題2 罪悪感と羞恥心に苛まれてしまう
・HSPが抱えやすい心の問題3 恐怖心を感じ、憂鬱になりやすい
・HSPが抱えやすい心の問題4 怒りをうまく放出できない

第3章 「鈍感な人たち」とうまく付きあうには
・方法1 周囲の人に自分がHSPであることを伝える
・方法2 自分の限界点をはっきり伝えておく
・方法3 休憩や散会の時間を事前に約束しておく
・方法4 自分にできることは限られているという事実を受け入れる
・方法5 言葉の洪水に溺れないように会話中に休憩をとる
・方法6 片方が一方的に話さずに「対話」となるよう心掛ける
・方法7 「対話」を成立させるには、互いに「反応し合う」ことを意識する
・方法8 時を場合に応じて「深い会話」と「表面的な会話」を使い分ける
・方法9 4つのステップで会話を深めていく
・方法10 HSPの理解者をパートナーに選ぶ
・方法11 子育ては、無理をしない

第4章 「敏感な自分」とうまく付きあうには
・方法1 HSPの能力を楽しむ機会をつくる
・方法2 五感から過度に刺激を受けないための対策をとる
・方法3 過度な刺激を受けたら、じっと自分の内側に集中する
・方法4 自分自身へ愛情を向けて、自分を守る
・方法5 自分自身に思いやりを持つ
・方法6 自分自身と和解する
・方法7 心理セラピーを受けてみる
・方法8 自分らしくいることの喜びを感じる

引用:ディスカヴァー・トゥエンティワン

「鈍感な世界に生きる繊細な人たち」を試し読みをする

 

「鈍感な世界に生きる繊細な人たち」はざっくり言うと、どんな本?

「鈍感な世界に生きる繊細な人たち」を一言でいうと、こんな本です。

「鈍感な世界に生きる繊細な人たち」はこんな本

HSPの人が、繊細さを活かして生きていくヒントが書かれている本

わたしはHSP気質があり、生きづらさを感じたことがあります。HSP診断はこちらでできます

HSPという言葉を知るまでは「細かいことが目に入ってしまう気質」や「周りの人を気にしすぎて疲れてしまう気質」は、自分の欠点なのだと思っていました。

そしてそういう気質は、すべての人が持っているものだと勝手に思っていました。

例えば『第2章「敏感な人」が抱えやすい心の問題』のトピックタイトルにある

  • 自分自身に高度な要求をしてしまう
  • 罪悪感と羞恥心に苛まれてしまう
  • 恐怖心を感じ、憂鬱になりやすい
  • 怒りをうまく放出できない

という4つの項目は、どれも「わかる!」と思いました。

「鈍感な世界に生きる繊細な人たち」を読むと、繊細さを活かして生きていくヒントがたくさん得られます。

 

「鈍感な世界に生きる繊細な人たち」を読んだ感想

「鈍感な世界に生きる繊細な人たち」を読み終わったあとは、カウンセリングを受けた後のようなスッキリした気持ちになりました。

それは、わたしが今まで感じていた違和感を、本の中で言語化してくれたからです。

私はいままで「考えすぎだよ」「細かいことを気にしすぎだよ」と何度となく言われてきました。

そんな自分はダメなんだと否定し続けていました。

けれど、その気質はダメなものではない。ましてや直す必要などない。この気質を活かして生きていく方法がある。

ということを、「鈍感な世界に生きる繊細な人たち」は気づかせてくれました。

 

教員という仕事には、子どもの変化に気づく細やかさが必要です。

そういう意味では教員という仕事は自分に合っていると思えました。

しかし一方で、学級担任をしていると大人数をまとめなくてはいけないので、大胆さや強引さが求められることが多いです。

細かなことを気にしてしまう自分にとって、大規模な中学校勤務が苦手だった理由はHSP気質にあるのかも、と気づきました。

みなじょぼ
みなじょぼ
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「鈍感な世界に生きる繊細な人たち」はわかる本!

学校の先生には、子供の変化をに気づく感受性が必要です。

でも、HSPの傾向を持つ学校の先生は、細かいことにまでセンサーが働きすぎて、疲れてしまうことがあります。

「繊細な人には、学校の先生は務まらない」ということではなく、自分の繊細さと上手に付き合う方法を身につけたら、仕事もプライベートも過ごしやすくなると思います。

みなじょぼ
みなじょぼ
私も自分のHSP傾向を、もっと活かせるようになりたい!

わたしはAmazonオーディブル版の「鈍感な世界に生きる繊細な人たち」を聴いて読んだのですが、夜寝る前に聞くと「こんなにも自分のことをわかってくれる人がいたのか…」と、あたたかい気持ちで眠ることができました。

こちらから試聴できます

https://www.minajovo.com/developmental-disabilities

https://www.minajovo.com/special-education-teacher

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